問 66 母子保健に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a フェニルケトン尿症は、新生児マススクリーニン

グの対象疾患である。

b B型肝炎母子感染防止事業として、キャリアーの

母親から出生した子に対し、抗ウイルス薬入りのミ

ルクが支給される。

c 新生児マススクリーニングを行う主な目的は、早

期治療することにより血友病を防ぐことにある。

d 新生児マススクリーニング対象疾患の患者の治療は、公費で行われる。

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解答

a○ 新生児マススクリーニングの検査対象となる疾病は、フェニルケトン尿症メープルシロップ尿症ホモシスチン尿症ガラクトース血症先天性副腎皮質過形成症先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)、そして6ヶ月から7ヶ月に行う神経芽細胞腫の7つがある。

b× B型肝炎母子感染予防事業では、B型肝炎である母親から生まれた新生児に対して抗HBsグロブリンHBワクチンを投与する。

c× 新生児マススクリーニングの目的は、先天性代謝異常の早期発見とそれらによる障害発生の予防のために即時治療が目的である。

d○ 患者が発見された場合、小児慢性慢性特定疾患治療研究事業により、公費で治療が受けられる。