問 76 食品衛生法に基づいて食中毒菌として扱われている細菌の正しいものの組合せ

はどれか。

a Vibrio parahaemolyticus b Campylobacter jejuni

c Clostridium tetani d Shigella dysenteriae

e Staphylococcus aureus

1(a、b、c)2(a、b、e)3(a、c、d)

4(b、c、d)5(b、c、e)6(c、d、e)

 

解答 2

腸炎ビブリオ グラム陰性カン菌、鞭毛あり、感染型、好塩基性、神奈川現象陽性、易熱性、海産魚介類が原因、発生件数がサルモネラ菌とともに多い。

カンピロバクター グラム陰性らせんカン菌、微好気性、25℃では増殖しない、鶏肉が原因。

微好気性はカンピロバクターのみ。

破傷風菌 届出伝染病、土壌による創傷感染、トキソイドに予防

赤痢菌 グラム陰性カン菌、ワクチンによる予防は不可、経口感染、水系感染。

ブドウ球菌 グラム陽性球菌、無芽胞、毒素型、菌体外毒素エンテロトキシンが原因、菌は熱に弱いがエンテロトキシンは耐熱性(従って、加熱処理では予防不可)、耐塩性、潜伏期は短い、嘔吐が頻発。