問 19 物質Aの濃度が減少するとき、その反応速度は一般に次式で示される。

 -d[A]/dt=k[A]n

 

nは反応次数、kは反応速度定数、tは時間である。また、[A]0を初期濃度と

するとき、反応次数(n)と積分反応速度式との関係は次のように示される。

 

反応次数(n)積分反応速度式

a 0 [A]=[A] 0−kt

b 1 ln[A]=ln[A] 0−kt

c 2 [A]-1=kt+[A] 0-1

 

反応速度定数kの次元について、正しい組合せはどれか。

a b c

1 時間-1−時間−1−時間-1

2 濃度・時間-1−時間-1−濃度・時間-1

3 濃度−濃度-1・時間 -1−濃度-1

4 濃度・時間-1−時間-1−濃度-1・時間-1

5 濃度-1−濃度・時間-1−濃度-1

_

解答 4

この問題では、上に与えられた式をK=の形に変形すれば簡単である。

a k=([A]0−[A])/t=濃度/時間

b k=(ln[A]0−ln[A])/t=1/時間

c k=1/([A]0−[A])・t=1/濃度・時間