問 28 日本薬局方液体クロマトグラフ法に関する次の記述の正誤について、正しい組

合せはどれか。

a 物質の確認は、試料の被検成分と標準被検成分の

保持時間が一致することにより行うことができる。

b 物質の定量には、内標準法あるいは絶対検量線法

を利用する。

c 検出器として紫外吸光光度計を用いたとき、2つ

の成分が完全に分離され、ピーク面積が同じであれ

ば、2つの成分の含量は同じである。

d 理論段数はカラム中における物質のバンドの広が

りの度合いを示す。

 

解答

a○ 物質の確認。保持時間の一致によって行う。

b○ 物質の定量法。

c× UV吸収により2つの成分のピーク面積が同じであっても、各成分のもつ吸光係数は同一でない場合が多いので、2つの成分の含量が同じであるとは言えない。

d○ 理論段数はカラム中における物質のバンドの広がり度合いを示すものである。カラムの分離能の目安になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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