問 30 日本薬局方収載の塩化ベンザルコニウムは[C6Hh5CH2N(CH3)2R]Clで示さ

れ、RはC8H17〜C18H37で、主としてC12H25及びC14H29からなる。この化合

物を確認する試験は芳香族第一アミンの定性反応を利用している。

この確認試験に関する次の記述の空欄A〜Eに入れるべき操作a〜eの順序に

ついて正しい組合せはどれか。

本品を硫酸に溶かす。[ A ][ B ][ C ][ D ][ E ]

液は赤色を呈する。

a スルファミン酸アンモニウム試液を加えてよ

く振り混ぜ、1分間放置する。

b シュウ酸N-(1-ナフチル)-N'-ジエチルエ

チレンジアミン試液を加える。

c 硝酸ナトリウムを加えて水浴上で5分間加熱

し、放冷する。

d 水及び亜鉛末を加え、5分間加熱し、冷後、

ろ過し、ろ液を用いる。

e 氷冷しながら亜硝酸ナトリウム試液を加えて振り混ぜ、2分間放置する。

 

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解答 c→d→e→a→b

ニトロ化→還元→ジアゾ化→過剰の試薬(亜硝酸)の分解→ジアゾカップリング反応