問 56 insulinに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a glucagonは、insulinの分泌を抑制する。

b insulinは、糖質輸送に関与するが、脂質代

謝には関与しない。

c insulinは、2本のポリペプチドがジスル

フィド結合により架橋されている構造を持つ。

d insulinの受容体は、細胞膜7回貫通のGた

ん白質共役型である。

e 自律神経系は、insulin分泌に影響を与えない。

 

 

解答

a× グルカゴンは、グリコーゲン分解・脂肪分解作用である。インスリンの分泌抑制は、カテコールアミンのα作用である。

b× インスリンの作用は、血糖降下作用・脂肪生成促進・筋組織でのタンパク合成の促進である。

c○ インスリンは、−S-S−結合で架橋形成されている。

d× インスリンはチロシンキナーゼ内在型受容体である。

e× コリン作動薬・β2作用によってインスリン分泌は促進され、α作用によってインスリン分泌は抑制される。