問 104 医薬分業又は薬剤師の業務に関する次の記述の正誤について、正しい組合せ
はどれか。
a いわゆる医薬分業率とは、全患者のうち投薬
が必要とされた患者への処方件数に対する院外
処方せん枚数の割合である。
b 病院内で医師の診察を受け、同一病院内の調
剤所で薬剤師の調剤を受けた場合、院外処方せ
んの発行は伴わないが、医薬分業に該当する。
c 薬剤師は薬局又は調剤所内において業務を行
わなければならないので、医師や看護婦等と異
なり在宅医療等に参加することは認められな
い。
d 医薬分業の目的には、医師の処方により、薬剤師が調剤することによって、
相互の専門性を発揮して医療の向上を図ろうとすることも含まれる。
e 患者からの処方せん調剤の依頼を恒常的に断っていても、一般用医薬品の販
売を行っていれば、薬局としての社会的責任は果たされる。
解答
a× 医薬分業率=薬局への処方箋枚数/外来処方箋×100であるので、全患者ではない。
b× 街の薬局で院外処方箋にもとずいて調剤を行うことを医薬分業という。
c× 薬剤師も在宅医療に参加できる。
d○
e× 薬局は、基本的には調剤をおこなうところである。_