問 133 オータコイドに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a エンドセリン-1は、血管平滑筋を収縮させる。

b 血小板はトロンビンをはじめ、種々の刺激により

セロトニンを遊離する。

c セロトニン含有ニューロンの細胞体は、脳幹の縫

線核にもある。

d メチセルジドは、抗ブラジキニン作用をもつた

め、胃摘出手術後のダンピング症候群の治療には用

いられない。

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解答

a○ エンドセリン-1は、21個のアミノ酸からなるポリペプチドである。血管内皮細胞で生合成される。平滑筋収縮作用がある。

b○ 血小板ハ、コラーゲンやトロンビンの刺激によって活性化されて、ADPやTXAやセロトニンを遊離する。

c○ 中枢ではセロトニン含有ニューロンの細胞体は下位脳幹部の縫線核に局在して、大脳皮質、海馬,視床、線条体、延髄、脊髄などに投射する。

d× メチセルジドは、抗セロトニン作用を示し、ダンピング症候群の治療に用いられる。