問 135 循環器系に対するカルシウム拮抗薬の作用に関する次の記述のうち、正しい
ものの組合せはどれか。
a 塩酸ジルチアゼムは血管拡張作用が強いが、心筋収縮抑制作用はない。
b カルシウム拮抗薬は、冠血流量を低下させることが多いので狭心症には用い
られない。
c 塩酸ブラゾシン存在下での血管の高カリウムイオンによる収縮は、カルシウ
ム拮抗薬で完全に遮断される。
d 塩酸ベラバミルは心筋興奪抑制作用があり、抗不整脈薬としても用いられ
る。
e ニフェジピンは心筋収縮抑制作用が強く、降圧薬としては用いられない。
1(a、c)2(a、e)3(b、d)4(b、e)5(c、d)
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解答 5
Ca拮抗薬 |
心抑制作用 |
血管収縮作用 |
ニフェジピン |
× |
◎ |
ジルチアゼム |
○ |
○ |
ベラパミル |
× |
◎ |
Ca拮抗薬は、狭心症、高血圧治療薬などに用いられる。