問 139 呼吸器作用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a コデインは、気道粘膜に作用して鎮咳作用を

示す。

b アドレナリン受容体作動薬の気管支拡張作用

は、β2受容体を介する。

c ブロムヘキシンは、中枢に作用して鎮咳作用

を示す。

d エフェドリンは、気管支平滑筋のα1受容体

に作用して気管支を拡張させる。

e 臭化イプラトロピウムは、吸入薬として用いられ、気管支拡張作用を示す。

 

解答

a× コデインは、延髄の咳中枢に作用して抑制する。

b○ 気管支β2刺激→Gsの活性化→ACの活性化→cAMPの上昇→PKAの活性化→気管支平滑筋弛緩によって作用を示す。

c× ブロムヘキシンは去痰薬である。気道分泌増大作用と気道粘液溶解作用によって、去痰作用を示す。

d× エフェドリンは、気管支平滑筋のβ2受容体に作用して気管支を拡張させる。

e○ イプラトロニウムは抗コリン薬で、気管支平滑筋の収縮を抑制する。_