問 146 ホルモン作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a トルブタミドは、インスリン分泌を促進する働き
があり、経ロ糖尿病治療薬として用いられる。
b カルシトニンは、甲状腺から分泌されるホルモン
で、骨吸収を抑制し、血清カルシウム値を下げる。
c オキシメトロンには、男性化作用はない。
d グルカゴンは、ランゲルハンス島のβ細胞から
分泌され、血糖降下作用を示す。
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解答
a○ トルブタミドはスルホニル尿素系の経口糖尿病薬である。(−SO2NHCONH−)作用は、ランゲルハンス島β細胞を刺激してインスリンの分泌の促進によって、血糖降下作用がある。
b○ カルシトニンは甲状腺から分泌されるポリペプチドである。作用は、骨吸収を抑制して血清Ca値を下げる。
c× オキシメトロンはタンパク同化ホルモンである。男性化作用もある
d× グルカゴンはランゲルハンス島のα細胞から分泌され、グリコーゲンの分解、糖新生の促進を示し血糖上昇作用を示す。(グルカゴンはひもじいサイン。)。