問 168 ぬれに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ぬれは、固体‐気体界面を固体‐液体界面におき

かえる現象として取扱うことができる。

b 浸漬ぬれは、液体が固体表面を毛細管現象でぬら

す場合にあてはまる。

c 付着ぬれの現象は、接触角(θ)が0°の時にのみ

生ずる。

d 浸漬ぬれに伴う仕事は、γL(cosθ−1)で表され

る。ただし、γLは液体の表面張力である。

 

 

解答

ぬれとは、固体−気体界面(固体表面)が固体−液体界面におきかわること。Youngの式、γL=γsL+γLcosθが成立する。

@拡張ぬれ・・・θ=0°、拡張仕事=γL(cosθ−1)、PLCなど

A浸漬ぬれ・・・0°<θ<90°、浸漬仕事=γLcosθ、毛細管現象など

B付着ぬれ・・・90°≦θ≦180°、付着仕事=γL(cosθ+1)、ワックスなど

a○

b○

c×

d×