問 176 軟膏基剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 油脂性基剤は皮膚面の被覆保護作用及び軟化作用
があり、湿潤皮膚、乾燥皮膚のいずれにも適用でき
る。
b 乳剤性基剤又は水を含む軟膏基剤は、カビ類が発
生しやすいので、保存剤としてパラオキシ安息香酸
エステル類を添加できる。
c 水溶性基剤としてマクロゴール軟膏があり、これ
は吸水性に富むので分泌物を吸収除去できる。
d w/o型乳剤性基剤には親水軟膏があり、皮膚に塗布すると水分が蒸発し、
o/w型に転相する。
解答
a○
b○ 乳剤性基剤は、水相を含むものが多くカビの発生が多いので保存剤(パラオキシ安息香酸エステル類)を用いる。
c○
d× 親水軟膏は、製造過程でw/oからo/wに転相する。
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