問 212 非ステロイド性消炎鎮痛薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せは

どれか。

a 主な作用機序はホスホリパーゼA2の阻害である。

b 低用量(20〜100mg/日)のアスピリンは、血小板のトロンボキサンA2産

生を抑え、血小板凝集を抑制する。

c 半減期の長い非ステロイド性消炎鎮痛薬の高齢者への投与は、副作用の危険

性を増す。

d ニューキノロン系抗菌薬との併用は、中枢性けいれん発作を惹起することが

ある。

e 非ステロイド性消炎鎮痛薬は複数併用が有効である。

1(a、b、c)2(a、b、e)3(a、d、e)

4(b、c、d)5(c、d、e)

_

解答

a× シクロオキシゲナーゼを阻害する。

b○

c○ 高齢者では一般に代謝能や腎排泄量が低下している。

d○

e× NSAIDは通常単独使用である。