問 218 麻薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 塩酸モルヒネの呼吸抑制作用は、特に高齢者にお
いて強く現れやすいので注意が必要である。
b 塩酸モルヒネは悪心や嘔吐を起こすことがある。
この作用はドンベリドンなどのドパミン受容体遮断
作用を有する薬物で抑制される。
c 塩酸モルヒネ製剤を長期に投与すると身体的依存
の危険性があるが、精神的依存は形成されない。
d リン酸コデインは代表的麻薬性鎮咳薬てあり、気
管支ぜん息や閉塞性肺気腫の患者にも有効である。
解答
a○
b○ モルヒネは、CTZのドパミンD2受容体を刺激して嘔吐を起こす。
c× モルヒネは、精神・身体依存、耐性が見られる。
d× リン酸コデインは呼吸抑制作用があるので、呼吸器障害がある患者には禁忌である。
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