問 226 次の処方薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

処方 @フェニトイン末 300mg

Aフェノバルビタール末 100mg

Bカルバマゼピン細粒 400mg

1日2回 朝・タ食後服用 14日分

a @の副作用の一つに眼球振盪、運動失調などがある。また、長期に連用することにより高頻度に歯肉肥厚が現れる。

b A及びBは妊婦に投与すると催奇形性の可能性がある。しかし、@にはその様な影響はない。

c Bは精神運動発作及び欠神発作に有効である。

d @は、消化管からよく吸収され、血中では90%以上が血漿たん白と結合している。たん白結合率の高い薬物との併用により、@の副作用発現の可能性が増加する。

 

 

解答

a○

b× フェニトイン・カルバマゼピンは催奇形性がある。

c× カルバマゼピンは、神経運動発作には有効であるが小発作には無効である。

d○ フェニトインは、脂溶性が高くタンパク結合率は約90%である。

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