問 234 注射剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 中心静脈栄養輸液の調製にあたっては、電解質量
及びカロリーの計算が必要であり、水分量には特に
注意する必要はない。
b 細胞毒性のある注射剤の取り扱いは法的に規制さ
れており、薬剤師でなければ混合することができな
い。
c 注射剤は通常、静脈内投与用、皮下投与用、筋肉
内投与用など投与法が指定されているが、これらは
目安であり、他の投与法を選択しても構わない。
d 注射剤の混合時には、沈殿形成などの外観変化の
みではなく、力価の低下にも注意しなければならな
い。
解答
a× 水分量にも注意しなければならない。
b× 法的な規制はない。
c× 皮下注射剤や筋肉注射剤は静脈内注射するべきではない。たとえば、懸濁性注射剤は脊髄腔内や血管内に、乳濁性注射剤は脊髄腔内には投与できない。
d○ 変色・沈殿・pH・力価の変化に注意しなければならない。