表5 p-450の誘導と薬物相互作用
P-450 P-450で代謝される薬物 p-450を誘導する薬物
CYP1A2 テオフィリン、カフェイン、フェナセチン、プロプラノロール* 喫煙
CYP2C9 トルブタミド、フェニトイン、ワーファリン、ピロキシカム、テノキシカム、ジクロフェナック、ナプロキセン、イブプロフェン、メフェナム酸、スルファフェナゾール
抗てんかん
リファンピシン
CYP2C19 オメプラゾール、ジアゼパム*、イミプラミン*、プログアニル、ヘキソバルビタール、メフェニトイン、メホバルビタール リファンピシン
CYP2D6 アミトリプチン、クロミプラミン、コデイン、デシプラミン、デキストロメトルファン、エンカイニド、フレカイニド、フルフェナジン、イミプラミン**、メトロプロロール、ノルトリプチン、ペルフェナジン、プロパフェノン、スパルテイン、チオリダジン、プロプラノロール**、チモロール、ハロペリドール 酵素誘導する薬物なし
CYP3A4 ニフェジピン、コルチゾール、シクロスポリン、エリスロマイシン、リドカイン、キニジン、ジルチアゼム、ベラパミル、ゾニサミド、ジアゼパム**、デスメチルジアゼパム**、タモキシフェン、アミオダロン、エトポシド、ミダゾラム、トリアゾラム、コカイン、ダプソン、テルフェナジン、カルバマゼピン、クラリスロマイシン
抗てんかん
リファンピシン
* :P-450による脱アルキル化反応
**:P-450による水酸化反応
千葉寛:「ファルマルシア」31、992、(1995) を一部改変